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今回は「お姫様抱っこ」について

お話しさせていただきます

その由来は　ローマ帝国建国時にまでさかのぼります

その頃は国民は兵士の男性ばかりで女性が非常に少なく

国を維持するのに多数の女性が必要だったローマ人は

近隣国サビニの女性に結婚を申し入れたが 　断られてしまいました

そこでローマ人は友好の印としてお酒を持参し宴会を催しました

飲めや歌えでサビニの男たちを酔いつぶれさせ

その隙に女性たちを襲い　抱きかかえて無理やり連れ去ったそう

当然サビニの親たちは激怒して「娘を返せ」

しかしローマ人は「娘たちは俺たちの妻になる」と強引に結婚式を挙げてしまいました

サビニは女性たちを奪還するためにローマと戦争を起こします

しかし

略奪はされたが　妻として大切に扱われ夫にも情が沸き

その夫が自分の親兄弟と戦うことは耐えられないという

サビニの女性たちの訴えで戦争は中止　両国間に和平が結ばれました

この事件以来　古代ローマ帝国では

結婚式で新郎が新婦を抱きかかえて新居に入る風習が始まり

それがローマ帝国の発展とともにヨーロッパに広がり

アメリカにも普及していったそうです