みなさまこんにちは (^^)
いつもアールベルアンジェ豊岡のブログをご覧頂き、ありがとうございます。
挙式のなかで新郎新婦が指輪を交換する儀式である 『指輪交換』。
この場面は、お二人の素敵な写真を残せるシャッターチャンスでもあります。
そもそも 『結婚指輪』 はいつから日本に習慣づけられたのでしょうか?
気になったので調べてみました!
結婚指輪の習慣がはじまったのは9世紀ヨーロッパ。
当時の教皇ニコラウス1世が約束事を誓約する しるし である鉄の輪を、
結婚の誓いの意味として使いはじめたのが
婚約・結婚指輪の由来といわれています。
また、11世紀の文献には「花婿は花嫁に金の指輪を、
花嫁は花婿に鉄の指輪を贈って交換している」という記述も見られます。
その後、ヨーロッパ各地で少しずつ結婚指輪の交換が結婚の誓いの意味として広まり、
13世紀には現代と同じように、
男女間で結婚指輪を交換することが意味を持ち、一般的となりました。
日本で結婚の意味として結婚指輪の交換が広まったのは、
生活様式が西洋にどんどん近づきはじめる戦後のこと。
80年代には純白のウェディングドレスの人気の高まりとともに、
ホテルや式場にチャペルが併設されるようになり、
結婚指輪は意味のある、なくてはならないものとなりました。
現代の結婚は婚姻届の提出を持って成立します。
ですからあくまで、結婚指輪の意味は婚姻のシンボルであり、
必ずしもなくてはならないものではありません。
にもかかわらず、世界中で多くのカップルが結婚指輪を交わしている意味とはなんでしょうか。
古代より指輪は霊力が備わり、魔除けの力があると考えられていました。
古代エジプトでは、幸運の象徴である昆虫スカラベの指輪が魔除けの意味として用いられ、
古代ギリシャでは銀の指輪は邪悪なものから身を守るとか、
宝石がついた指輪には霊力が宿るなどとして言い伝えられてきました。
また、「幸運をもたらす」として、子どもの誕生や結婚式など 人生の節目に身につけたり、
戦場に行く兵士の無事を願って妻が夫に指輪を送る習慣など
各地に指輪にまつわる様々な習慣や言い伝え、意味があります。
このように指輪は大切な人を災いから守り、幸せを呼び寄せる意味のあるものです。
結婚指輪が人類の歴史の中でこれほどに続いてきた背景には、
人々の普遍的な願いがあるからではないでしょうか。
今や結婚指輪の風習はキリスト教に限らずイスラム教でも神道でも行われます。
そういった宗教の力さえも越える結婚指輪には、
理屈では説明できないパワーを感じずにいられません。
結婚指輪は、周囲に自分が結婚していることを知らせる意味や、
結婚時に交わした約束や 互いを愛し敬う気持ちを
忘れずにいるための『誓いの意味』もあるものです。
長い歴史を持ち、世界中で習慣となっている様々な意味をもつ結婚指輪。
結婚への誓いの意味を込めた、お互いへの意味のある素敵な贈り物として、
ぜひ今後の参考にしてみてください。