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kisekiのウエディング・ストーリー。Special contents スペシャル・コンテンツ  miracle of wedding story

CAN YOU CELEBRATE?
~“祝福してくれますか?”~

約1年半かけて一緒に結婚式の準備をしてきたおふたり・・・
大変、ご結婚式への想いが強いおふたりでしたので
打合せはいつもの2倍の時間をかけ、意見を出し合って準備を進めていました。

いつもは希望を言わない父の願い

ある日、披露宴で使用する音楽を一緒に決めていたとき、
「使用したいけど、どのシーンに入れよう・・・」と悩まれていた曲がありました。
その曲は・・・“can you celebrate?/安室奈美恵”
「何かの想い出の曲ですか?」
そう尋ねると、ご新婦様は嬉しそうに、どこか切なそうに、
「いつもは自分の希望なんて全然言わない父が、この曲でバージンロードを歩きたいって言うので
せめて披露宴で使おうかと思って・・・」

ベルクラシック大阪での教会式では聖歌隊が教会式の曲を生演奏していますが
すぐに聖歌隊へ連絡をしてなんとか歌って頂けるように手配を致しました。
そのことをおふたりにお伝えすると、とてもお喜び頂け、すぐ準備にとりかかりました。

聖歌隊と何度もどの場面の、どのシーンから、どう歌うかを話し合いました。

当日行った挙式のリハーサルではその音楽は流さず、
進行やウェディングステップの練習を行って頂きました。
リハーサルの時も、お父様はいつも温かい表情の裏側では少し寂しげな表情で
ご新婦様を見守っておられました。

そして、迎えた挙式本番・・・

中にはおふたりの大切なゲストのみなさま、そして先にはご新郎様がお待ちです・・・

扉の外側で腕を組み、待つご新婦様とお父様はやはり緊張されていて、 先程まで仲良く話されていたおふたりは、真剣なまなざしで扉の向こうを見つめていらっしゃいました・・・

そして、音楽が流れはじめると、花嫁は組んでいた腕を少し強めたように見えました。
今までの様々な想いを伝えるかのように・・・
一瞬お顔を下に向けられたお父様・・・きっと音楽にお気づきになられたのでしょう。
少し力強くなった花嫁の腕をとり、しっかりと前を向き、扉が開いた瞬間、
深々とお辞儀をされ力強く一歩、また一歩と今までの想い出をかみしめるかのように歩まれました。

ご新婦様と歩かれるお父様のお姿は、とても凛々しい、しかしどこか寂しそうなお顔をされていらっしゃいました。でも、新婦様には伝わったはずです。

“祝福してくれますか?”“おめでとう、幸せになれよ”

“ miracle of wedding story”