特別なセレモニー

2019/02/07


 いつもベルクラシック空港のブログをご覧いただきましてありがとうございます。

今日は先日お客様にお話させて頂きました「ベールダウンセレモニー」について。

 

 

 

ベールダウンとは、他家に嫁がれる娘さんにお母さまができる最後の手助けです。結婚式前にブライズルームやバージンロードの入り口で、花嫁のベールをそっと下ろします。

一般的な教会式では、まず新郎が一人で入場し新婦の前まで歩きます。そして新婦が父親と共に新郎のもとに歩きます。

父親は娘である新婦を新郎のもとへ導き、この動作で娘が父親の手を離れて、新しい家庭へ嫁ぐことを表しています。

これは教会式の見どころの一つで、新婦や父親に感情移入して涙ぐむゲストが多いシーンです。


ですが、実はその前にあるもの、それが母親と新婦の関係性を表す「ベールダウンセレモニー」です。

時間にしてはほんの数秒ですが、この間にお母さまは娘さんが生まれた時から今までの、子育てや思い出を振り返ります。

ベールダウンはいよいよご自分の手を離れて新郎の元へ向かわれる娘さんの、最後の花嫁仕度を手伝うお仕事。

ある新婦様とお母様に「ベールダウンセレモニー」をいつものようにご説明させていただきました。

するとお母様の目にはすでに涙が・・・。あわてる私と・ご新婦様。

お母様いわく「お話を聞いてるだけで、泣けてきてしまいました。」と。

お話をさせて頂いてから数か月、いよいよ今週末に結婚式を迎えられます。

素敵なセレモニーになりますように、お手伝いさせて頂けることを嬉しく思います。