思えば、この音響の仕事をするようになって
長い年月が経ちました
学校を卒業し、やりたいことも定まらず
バイトをいくつも掛け持ちしてみたり
いろいろな仕事をするなかで
自分がいちばん
「気持ち」と「お金」と「時間」をかけてきたものが この仕事でした
結婚式というものに出席したこともなく
まったく何もわからない状態で
アルバイトの初日に見学させてもらった披露宴
その入場シーンと入場曲はいまだに忘れず
心にしまってあります
いつの間にか
それが自分に似合う場所になり
そして 世の中もどんどん進歩し
使うメディアも変わってきましたが
人の手でやっているという事
(いい意味で)感覚でやっているという事に
変わりはありません
この重みをずっと忘れないように
まだまだ、色や形を変えながら
いろいろな所からヒントをもらいながら
好きな曲に背中を押してもらいながら
この旅を続けていこうと思います
今日は「旅の日」
松尾芭蕉が「奥の細道」に旅立った日にちなんで
忘れがちな旅の心を
そして旅とは何かという思索を込めて問いかける日なんだそうですよ