秋田の結婚式ならベルクラシック

facebook
instagram

  • アクセス

心残りがあるんです・・・

Y様 H様


秋の日のこと。ホームページのメールフォームを通じてあるご相談をいただきました。
県北出身で市内在住のYさんから、内容はこうです。

『私は関東出身のHさんと6月に県外で挙式・披露宴を終えました。
ただ心残りがあります。父が直前の怪我で式に参加出来なかったのです。
幸い現在は回復して元気ですが、ヴァージンロードを一緒に歩けなかったことが残念でなりません。
その部分だけでも叶えることは可能でしょうか?』

すぐに返信をさせていただき、ご相談にお越しいただくことに。

実際に詳しくお話しをうかがうと、お父さんへの想いがより強く伝わって来ました。
もちろん立派にひと通り終っているわけですから、そんなに費用はかけられません。
でも気が付くと『ぜひやらせてください!費用もなるべく抑えられるよう手を尽くします!』こうお返事していました。

どうせやるならどうすればお父さんに喜んでもらえるだろう・・・その場でいろいろ考えました。
まだこのことはお二人以外誰も知らないとのこと。
『いっそ全てをお父さんに内緒で準備、その日の全てがサプライズというのはどうでしょう?』という提案を。
幸いノリのよいお二人は『ぜひやりましょう!』と言ってくれました。

当日までの準備期間は1か月もありません。
ドレスとタキシードを選んだり、本番では叶わなかった和装の写真も残そうかということにも。
そして一番のハードルは当日何も知らないお父さんをうまく秋田市内まで誘導しなければならないこと。
そこでYさんのお母さんと妹さんには事前に計画を伝えて協力者になっていただきました。
まだお顔も拝見していないお父さんの反応が楽しみで、ワクワクしていたのを思い出します。

そしていよいよ当日を迎えました。

ご到着までのシナリオはこうです。
Yさんのご両親は毎年この時期に、地元産の果物などをYさんのところまで届けてくれるのが恒例になっています。
そのことを利用して『Yのところへ行こう』とお母さんから誘っていただきました。
お礼にHさんが食事の会場を予約してくれたからまずはそこへ来て欲しいんだけど・・・
という流れでAngeに来ていただくことに。
道中は何度か妹さんとやり取りしながら待ち受けます。

そしてついにご到着!お父さんとお婆ちゃまもご一緒です。
もちろん協力者のお母さん、妹さんもいらっしゃいます。
スタッフにも予約制のレストランを装ってのお出迎えをと伝えてあります。
『ご予約の○○様でいらっしゃいますね?こちらへどうぞ』
ご家族を席に案内。ちなみに後ほど本当に会食が用意されています。
まだHさんYさんの姿は見えません。

席について程なく・・・突然照明が落ち、音楽が流れ出します。
会場後方のカーテンがスーっと開き、ガーデンから射し込む眩しい太陽の光と一緒に・・・
和装姿のHさんYさんが!
お二人にはご家族の前までお進みいただき、ここで第一部のネタばらし。
お父さんは(お婆ちゃまも)何が起きているか解らないという感じです 笑

『ビックリさせてすみません!このまま記念写真を』という流れでスタジオへの移動です。
その後みんなでスナップ撮影なども楽しんでいただきました。
さて、それではお二人はお食事に備えて着替えをなさいます・・・二人は支度室へ。

ここからサプライズ第二部。

『実はお父さん。これで終わりじゃないんです。こちらへどうぞ』
『えっ!?』
お父さんが案内された個室にはモーニング一式が。
Yシャツや靴などもお母さんが準備してくれており、さりげなく出します。
一瞬間があって
『はぁっ!?お前(母)もグルなの!?』 とお父さん。
やっと気付きました 笑

軽いパニックのなか着替えを済ませていただき、チャペル前室へご案内。

するとそこには・・・
すでに真っ白なウエディングドレス姿のYさんが!

ここで第二部のネタばらし。

どうしてもこのシーンを実現したかったYさんの想いと
騙してごめんなさいということが伝えられます。
寡黙な感じのお父さんの目に涙が浮かび、同時に何とも言えない照れたような表情。

そしてオルガニストはいないけどせめて・・・前の晩私が選んだBGMが。
娘への父親の心情をつづった歌詞が泣ける曲 (T_T)



そして扉が開き
眩しい光の中を涙をこらえて歩きだすお父さん
その横を同じく涙ぐみ、でもどこか晴れやかなYさん
それを迎える神妙な面持ちのHさん
笑顔と涙で見守るご家族・・・






ステキな一日のお手伝いを出来たことに感謝します。
そしてこの日を生涯忘れないでしょう。